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婚活中の女性にとって、男性の年収というのは一番の関心事。でも、この男性に望む年収について深堀りして考えた事ってありますか?
婚活中の男女の意識差
男性<女性の現実 そもそも婚活の現場では女性が余っている
2016年の明治安田生命福祉研究所の調査によると、結婚したいという独身の男性が大幅に減少傾向にある事がわかりました。
20代男性 2013年67.1% ⇒ 2016年38.7%
20代女性 2013年82% ⇒ 2016年59%
では、前向きに結婚を考えて行動している人の現状はというと
男性 2013年29% ⇒ 2016年27%
女性 2013年45% ⇒ 2016年39%
3年前よりどちらも減少していますが、女性の方が積極的に行動していることがわかります。
下記のグラフによると、30代男性の未婚率は約40%に対し、30代女性は約30%であることがわかる。
独身男性が明らかに女性よりも多いですが、結婚を望み、積極的に行動をおこす男性が減少しているため、女性の厳しい婚活の実態に拍車をかけているとも言えます。

出典:第2節 結婚に関する意識 1 結婚の現状 56 – 厚生労働省
女性の半数以上が結婚相手に年収400万円以上を希望している
20代の未婚女性 ⇒ 57.1%
30代の未婚女性 ⇒ 67.9%
一方、男性の年齢別平均年収について2016年のデータは

その多くの女性の希望に反して、20代未婚男性で年収400万円の割合はわずか15.2%、30代では37%に留まります。
女性の希望を叶える事のできる男性が少ないという状況がわかると思います。つまり、年収400万円以上の男性を結婚相手に考える時点で「高望み」なのだという事がわかります。
「普通の男性でいいんです」の普通が既に高望みの現実

「私、年収は400万円、身長は170もあれば、イケメンでなくていいんです。全然普通の人でいいんです。」とおっしゃる女性がいらっしゃいますが、その時点で、高望みなのです。
普通の人と言いながら、結婚相手に求める条件が実は高かったという、現実とのギャップに気づいていない女性が多いのです。
そもそも積極的に婚活中の男性が少なく、女性が男性を奪い合う競争状態であるという現実をしっかりと認識して婚活に望みましょう。そこに気が付いた女性は、今よりもきっと、将来の結婚相手に相応しい出会いが望めるでしょう。
まずは、結婚後の自分のライフスタイルの理想を書き出そう
結婚後のライフスタイル、例えば、共働きなのか、持ち家に住みたいのか、マンションを購入したいのか、賃貸で良いのか、車は必要か、子供は何人欲しいか、など、実に具体的に自分が理想とする生活を書き出してみましょう。
そして、現代の社会情勢として、男性の年収が、どれくらいが高く、どれくらいが平均なのか知っておきましょう。それも各年齢層別に知識として持っていれば、ご自身の理想のライフスタイルが現実的なのか、それに相応しいお相手に望む年収はどの程度必要なのか、客観的に見直すことができますね。

曖昧な基準で男性を年収で判断してはいけない
「最低、年収は700万円なければ困ります」や、子育てには正確にいくらかかるか計算したことがないのに、「子育てをしっかりするのに、最低、年収は500万円はないと厳しいです」などというのは、ご自身の将来のライフスタイルを考えるにあたって、不安がありますね。
なぜ、このような話をするのかというと、基準がはっきりしない年収の希望は、結婚相手を考える基準としては曖昧すぎるからです。結果として、出会いのチャンスを狭めてしまっています。
共働きかそうでないかも、重要です。夫婦としての「世帯年収」が理想のライフスタイルにいくら必要なのか考えましょう。そして、それは共働きなのか、夫の収入だけで実現するのかで大きく変わってきます。
ですから、自分の希望するライフスタイルの姿を明確にし、「世帯年収」の内訳を考え、相手に理想とする年収を決めましょう。
年収の低い男性との結婚は幸せになれない?

それでは、年収の低い男性との結婚は本当に幸せになれないのでしょうか。
長い不況が続く日本では年収が400万円前後という男性は少なくありません。生活費や子供の学費を考えると確かに妻も働きに出ざるを得ないでしょう。しかし、そういう生活は本当に不幸だと思いますか?
世帯年収で考えれば600万円あれば十分に生活はできます。二人で暮らすと一人暮らしの時と比べて支出は2倍にはなりません、1.3倍という試算もあります。奥さんの収入の半分を貯蓄に回せば将来の蓄えも充分作れるはずです。
逆に、いくら男性の年収が高くても、毎晩帰りが遅く、休日出勤も当たりまえのような生活では、子供とのコミュニケーションはおろか、奥さんとのコミュニケーションも満足に取れず、家族団らんの楽しい生活からはほど遠いように思います。
高望みな婚活
女性は結婚に「安定」を求めます。一方で男性は「責任」が伴う事を考えると、リーマンショック以降の男性の年収が減少してしまい、ご自身の年収に自信がなく、結婚を諦めてしまう男性が増えているようです。
女性は結婚に安定を求め、男性は結婚に責任が伴うと考える…
これは日本人のベースにある結婚観のひとつです。
安定を求める婚活女子は、年収600万円以上ある男性を希望します。
年収600万円以上の適齢期独身男性は、わずか5,7%。
年収400万円以上でも25,1%。
出典:高望みで自爆状態…婚活市場で女性が余りまくりの悲惨な状況
しかし、実際には年収600万円以上ある男性は、実に5.7%なのです。この現実を受け入れずに、いつまでの年収600万円に拘り続けるというのは、婚期をどんどん遅らせる事になりかねないですね。
婚活アプリを提供するマッチアラームが20~30代の独身男女2759人に恋愛・婚活に関する調査を行った結果、男性の54.2%、女性の61.7%が「結婚相手の理想が高い」と自覚していることが分かった。
年代別に見ると、「理想が高い」と答えた割合は20代前半では男性の方がわずかに高かったものの、他の年代では女性が大きく上回った。最も割合が高かった20代後半では、64.7%もの人が「理想が高い」と答えたという。
出典:高望みで自爆状態…婚活市場で女性が余りまくりの悲惨な状況
年収1000万円の男性との婚活は無理?
まず、婚活市場に、年収1,000万円の男性がどれくらい存在するか見てみましょう。
「PARTY☆PARTY」を運営しているIBJが、自社の婚活パーティーに参加した男性の平均年収について調査した結果があります。それによると、1000万を超える男性は8.4%! 男性10人規模のパーティーで、1人いるかどうかというデータです。あら、これってどう? 確かに多くはないけれど、10人に1人いるかもしれないのなら、勝負を賭けてみる価値がありそうじゃない? ちなみに、1000万円以上になる職業の例として、商社、メディア、医師、弁護士、IT系企業、企業経営者、パイロットなどがありますね。もちろん沙紀さんも、年収1000万以上の男性対象「ハイクラス男性限定」や「一流企業・医師・弁護士限定」など、対象者が現れそうな婚活パーティーに目標を定め、積極的に参加しているようです。
出典:一生に一度の大勝負?!年収1000万超の男性と結婚する方法
割合からすると、以外に、可能性がなさそうではありませんね。では、その男性たちは自分の結婚相手にどんな理想像を持っているのでしょうか。
雑談しながらみなさんの結婚観をたずねると「自分の人生に価値を与えてくれる人」「恋愛と結婚は別。結婚するなら自分をきちんと理解して支えてくれる、芯のしっかりした人がいい」「もちろん女子力が高かったり、キレイでいようと努力している女性は素敵ですよね。でも、それだけじゃ結婚するには物足りないかな」。ふむふむ、なるほど~。若さや容姿だけではなく、一緒にいることで自分一人では得られない付加価値を感じられたり、相手にすべて委ねるのでなく、ともに理解し、支え合いながら人生を歩いて行ける人……そんな凛とした女性像が思い浮かびますね。ぜひ参考にしてください!
出典:一生に一度の大勝負?!年収1000万超の男性と結婚する方法
婚活パーティーでは自分の年収を偽る男性が
婚活パーティーやお見合いパーティーでは、主催者が参加者に対して本人確認を免許証などでするところはありますが、男性が記入したプロフィールシートの年収、学歴、職業などを疎明する書類の提出を義務付けているとこは少ないと思います。
女性が男性に望む年収が高い事を知って、自分の年収を誤魔化してパーティーに参加する男性が、残念ながら存在するそうです。結婚する事に必死な事は理解できますが、嘘をつかれた女性は悲劇ですね。仮にそういう男性とカップリングしても、その後の交際で男性の年収を確認するすべはありませんから、女性としては男性を信じるしかないのが現状です。
その点、結婚相談所を通した出会いであれば、年収証明書(源泉徴収票)、社員証、学歴証明書、独身証明書などの公的機関が発行する書類の裏付けのもと作成されたプロフィールを確認できます。それらの提出がないと結婚相談所には、入会できないので、プロフィールに記載の年収は信頼性が高いと言えます。
決して、高収入を望むわけでなくとも、理想のライフスタイルを築くパートナーとして、信頼性の高いプロフィールを確認できることは、婚活を成功させるためにも重要な点ですね。
まとめ

自分はどんな結婚生活を希望し、人生観を持っているか、深掘りする必要がありますね。
夫婦というのは、非常に長い時間を共にします。その長い人生の中で「価値観」のずれを修正できないと、一緒に生活するのが苦しくなるものです。
年収もその価値観のひとつですが、もっと大きな枠組みの価値を共にできるパートナーと出会える事が大切でなのではないでしょうか。
今後の婚活する上でのご参考になれば幸いです。