婚活パーティー通いを続けていて、なかなか良い相手に巡り会えず、気が付いたら年間で30万円以上使っていた、などという女性の話を聞いたことがあります。俗に言う「婚活地獄」でしょうか。さっぱり結果の出ない事には、出口のないトンネルを彷徨っているようで、疲れますね。 今回は、ちょっと角度を変えてみて、ブルーオーシャン市場について書いてみたいと思います。
そもそもブルーオーシャン市場とは?
ブルーオーシャン戦略は、05年2月、フランスの欧州経営大学院(INSEAD)教授のW・チャン・キムとレネ・モボルニュが発表した同名著書により、提唱されました。
ブルーオーシャンとは読んで字のごとく、まだ荒らされていない、蒼々とした海のような新たな市場。競争相手が少なく無限の可能性を秘めた、魅力的なマーケットです。
出典:実は狙い目! 婚活における3つの「ブルーオーシャン市場」
川で魚釣りをする時でも、人がまだ入った事のない場所は荒らされておらず、一人でゆっくりと入れ食い状態を楽しむ事ができるように、婚活も、競争が激しくない市場で優位に男性を探す方法があるのです。 それに対して、競争が激しい市場をレッドオーシャン市場といい、有名な良く釣れるポイントは多くの人が入り乱れ、なかなか魚を釣る事が困難になりますね。
これに対し、競合であふれ、激しい“血みどろ”の争いを繰り広げる既存の市場が、「レッドオーシャン」。
一般には、すでに成熟&飽和状態にある市場です。ここで戦うためには、各社とも値引き合戦を繰り広げたり、既存商品のミリ単位の改良を繰り返したり、と高付加価値を低コストで提供することが求められる。
現場にとっては、かなりしんどい市場だと言えるでしょう。
出典:実は狙い目! 婚活における3つの「ブルーオーシャン市場」
婚活におけるレッドオーシャン市場は、「公務員」「医者」
これはある結婚相談所が昨年、25~39歳の未婚女性に行なった「未婚女性に人気の男性の職業」調査(13年 パートナーエージェント調べ)。
これによると、同率(27.3%)で1位に輝いたのは、「公務員」と「医療関係」の男性。
つまり職業別でいうと、この2つは明らかに、競争が激しい「レッドオーシャン」市場であろうことが分かります。
出典:実は狙い目! 婚活における3つの「ブルーオーシャン市場」
このように、レッドオーシャン市場では、このターゲットをめがけて、もの凄い数の女性が押しかけます。 しかも、婚活パーティーでは、服装も、持ち物も高級品を身にまとった気合十分の女性も参加しており、とても、とても、この中の競争で勝ち残るのは難しいようですね。
では、婚活におけるブルーオーシャン市場は?
私は12年、拙著『「ゆるオタ君」と結婚しよう!』で、婚活における次の3つのブルーオーシャン市場を提案しました。
1. ゆるオタ君(アイドルオタク、鉄道オタクなど、ゆるいオタク男性)
2. 年の差男性(10歳前後年上、あるいは年下の男性。含:バツイチ、バツニ)
3. 外国人男性
婚活女子の誰もが狙いたがる、「公務員」「高年収男性」といったレッドオーシャン市場に対し、個性的な1~3のような男性は、いわゆるブルーオーシャンです。
出典:実は狙い目! 婚活における3つの「ブルーオーシャン市場」
ゆるオタ君というと、「う~ん、ちょっと・・・」と思うかもしれませんが、要は、自分と趣味・嗜好が同じ者同士の中から相手を探しませんか?という事です。 「そんな趣味ないし・・・」ではなく、そのゆるオタ君たちの趣味・嗜好をちょっと覗いてみて、少しでも興味が湧きそうな物があれば、自分もそれを趣味にしても良いと思います。 その行為も自分の魅力の再構築になる訳ですね。上記の3つを見て、「私には無理・・・」と思わずに、ますはトライしてみる事です。 具体的に行動する事が結婚というゴールに近づく事を忘れないでくださいね。
何気なくターゲットを決めていませんか?
みんながいい、というから、知らずにレッドオーシャン市場で泥沼の試合を繰り返すのは、疲れるだけで、婚活地獄からは抜け出せません。 それより、あなたが自分自身に新しい価値観を加え、新たな自分を作りながら、自分の趣味・嗜好が近い人をゆっくりと探すほうが、良くありませんか?
まとめ
今までと同じ行動で、結果が出なかった訳ですから、少し角度を変えてみる、また、自分も変わるという姿勢が、新しい男性との出会いを作る良いきっかけになる筈です。 いけないのは最初から否定して行動しない事、そこからは何も生まれません。 新しい自分に生まれ変わるつもりでチャレンジしてみてください。