婚活をする中で、ご自身ではお互いに結婚前提だと思っていても、相手との意識が異なり、そのことに気が付かないままに婚活をされている方がいらっしゃいます。その原因として、結婚前提の意味をきちんと考えないまま、婚活をしている可能性が考えられます。
現在の婚活で曖昧になっている「結婚前提」の意味をご自身で定義、理解し、婚活でより良い結果を出すためには、どう行動すれば良いか、どうするべきなのかについて、1つの考え方をお伝えします。
結婚前提の意味は曖昧

婚活をする中で区別するべきことが一つあります。それは婚活に対して、異性と出会い、恋人として付き合える人を探すだけなのか。それとも結婚するために、結婚前提とした異性を探すべきなのかです。
誰しも良い人がいれば結婚したいし、あくまでも結婚前提として婚活をしていると思っているでしょう。
しかし、自分だけがそう思っていても、お相手の結婚前提の意味が違うものであればうまく行くはずもありません。
昨今の婚活系のサービスではごく当たり前に結婚前提という言葉が使われます。実は結婚前提とは婚約とは違い、法的な拘束力を持ちません。
前提とは物事の条件となることであり、「結婚前提」とは結婚という物事を前もって条件としておくという意味合いなので、結婚前提=口約束でしかないのです。
言葉を言い換えれば、結婚予定、結婚希望、結婚願望など、異性と付き合うために、結婚という言葉を都合の良いように解釈して使っているに過ぎません。
結婚前提として異性を探したり、結婚前提で付き合っても結婚できないのは、都合が悪ければ、相性が合わなければ結婚しなくても良いという「前提」も同時に存在することが理由です。
ただし、それはお互い様であるとも言えます。どんなに条件が良くても、合わないと思えば絶対に結婚できませんし、心変わりは誰にでもあることです。
何よりも、良い人がいれば結婚したいというのはごくごく当たり前のことです。では、結婚前提の意味をどのように考えるべきか。自分自身でどのような意味とすれば婚活がうまく行くのかを考えてみます。
結婚前提の意味を理解する

婚活をする中で、異性と出会う機会が増えれば、恋人未満、結婚未満、友達以上、異性の友達といった、謎の人間関係が増えてくると思います。
婚活をする全ての男女が必ずしも、すぐに結婚と考えているわけではありません。恋人としての期間や、同棲の期間を経て、結婚に至る方もいらっしゃいます。
逆に、婚活をせずに同じように恋人、同棲、結婚に至る方も居るので、実際には結婚、結婚前提を意識している方ばかりではないということも理解しておくべきです。
その上でご自身が結婚前提をどう考えておくべきか。婚活をする理由も含めて、きちんと理解して、決めておくことが重要になります。
同時に結婚に対する意識を共有しないままであれば、ただの男女の関係で終わってしまいます。婚活して異性と付き合う=結婚前提のお付き合いとはならないためです。
しかし、お相手から、もしくはご自身からしっかりと結婚前提の意味を理解して、言葉にして伝えた場合は全く違います。
- 結婚するために付き合う
- 結婚に向かってお互いに良い関係を築く
- お互いの準備や心境が整えば結婚する
これらは本当の意味での結婚前提とした言葉になりますね。もちろん、人間ですから、結婚までの間も、結婚してからも喧嘩したりすることもあります。
ここで大切なのは結婚する意思をお互いに曖昧なままにしないということです。婚活をする上で気を付けたいのは、結婚に対することが曖昧なままで男女の関係を続けないことです。
お互いに意思を示しているのであれば、恋人や、同棲の期間なども結婚への気持ちを育てる上で必要になる時間に変わります。
婚活を「結婚するための手段」と考えるのか、それとも「結婚までの過程」と考えるのかで、結婚前提の意味が変わってくるということです。
結婚を前提として、婚活をするべきであり、結婚を目標や超えなければならない壁やミッションだと思ってはいけないと言うことですね。
結婚前提から結婚へ

婚活をされている方には2パターンあります。
- 結婚する相手を探している段階
- 結婚したい相手はいるけれど結婚に発展しない
もし、結婚する相手を探している段階であれば、現時点の婚活の内容を改めてみてはいかがでしょう。
婚活アプリや婚活サービス。場合によっては出会い系なども利用されている方もいらっしゃると思います。
結婚前提として婚活をするのであれば、結婚相談所の利用を一番に考えましょう。参加しやすい、利用しやすい婚活に手を出すだけでは、「結婚前提としていない異性との出会い」を増やすだけになってしまう可能性が高いからです。
結婚相談所であれば、本来の意味での「結婚前提」とした異性との出会いがあります。結婚を前提とした異性と出会うことをまずは意識してみましょう。
そして結婚したい相手はいるけれど結婚に発展しないことに悩んでいるのであれば、まずはお相手としっかりと話しあうべきです。
お互いに恋人や同棲をしていたとしても、結婚に対しての意識の違いがあるままですと、いつまでも結婚は出来ません。
もちろん、結婚には気持ちや生活面など、きっかけやタイミングが必要な場合もあります。急ぐ必要はありませんが、間延びさせてしまう必要も全くありません。
もし、結婚に対して何らかのハードルを感じているのであれば、結婚自体は大したことではないことを理解しましょう。
「一生一緒に居たいと思える。」のであれば、結婚は難しいことでも何でもありません。結婚とは好きな人と一緒に過ごすために環境を整えるだけです。結婚が発展しない理由の一つとして、結婚という未知の環境や未来がわからないこと、変化してしまうことが不安に感じてしまうことが挙げられます。
結婚という言葉が重く感じるのであれば、一緒に住もう。一緒に暮らそうという、良い意味で現実的な部分から話し合ってみることをおすすめします。
結婚前提は結婚の約束ではない

もし、今の段階で、結婚する相手を探すために婚活しているのであれば、例えば言葉通りに、結婚前提=結婚することを前提条件とすることとしてしまうと、結婚前提としていない異性が全て対象外になってしまうということになり、結果として結婚への可能性を狭めてしまうこともあるということを忘れないことです。
そして、婚活をしていると順序が逆になっている方が非常に多いです。
結婚のために婚活する
そもそもこの考え方が矛盾していることに気が付いていません。
好きな人、一緒に居たい人と結婚する
重要なのはここです。結婚や結婚前提という言葉に惑わされて、「大切な人・大事な人」を探すということを忘れてしまうということです。
結婚したいとお互いに思える異性と出会うために婚活する
これが絶対に正しいということではありませんが、忘れてはいけない部分です。お互いに結婚しなければならない年齢、状態、状況、世間体であるとしても、相手に好意を持てなければ、相手が好意を持ってくれなければ結婚は出来ません。
逆に言えば、結婚を前提としなくても、お互いに好意があれば結婚できるということ。
結婚とは普通のことです。今まで一緒に生活をしていなかった他人が、一緒に暮らす。一緒に生活する。ご飯を食べたり、一緒に寝たり、働いたり、子育てをしたり、家事をしたり。
結婚という言葉を、一緒に生活することと置き換えて考えることも、「婚活がわからない」「結婚がわからない」時には、とても大切になります。
結婚前提の意味を自分自身でしっかりと理解する。その意味を「この人は結婚前提だから結婚できる人」という条件のように考えるのではなく、「この人と一緒に結婚に向かって婚活したい」と思えるようになれば、婚活での結果、結婚に結びつくのではないかと思います。
まとめ
結婚前提とは結婚の約束ではないからこそ、結婚前提の意味がお互いに合致している異性と出会うことを意識しましょう。もし、現時点で出会えていないと感じるのであれば、結婚相談所の利用を考えてみることも必要です。
現時点で特定の相手が居るのに、結婚に発展しないのであれば、今一度、結婚に対してどのように考えているのか、この記事を参考にして、お互いの意見を話しあうようにしてくださいね。